出発。

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ついに見ちゃった。スターウォーズシリーズ完結編、エピソード3。私は別にスターウォーズにそんなに詳しくハマッているわけではないけれども、それでも映画の最後の方ではちょっとゾクゾクした。
たぶん、エピソード3はストーリーを全てわかっていながら見に行った人が一番多い映画のひとつだと思う。それでもあれだけたくさんの人がシリーズの完結をその目で確かめに行くのはなんでだろう。
やっぱり、そこにひとつの世界観というか、"現実"があるからじゃないかな。全部フィクションで虚構だって知りながら同時にそれが現実に起きたことだってみんなが知ってるからじゃないのかな。
世の中には少なからずファンタジーやSFを"ありえない"といって小馬鹿にしてかかる人がいるけれども、そういう人は人間が何かを"経験する"ということの本質を踏み外しているかもしれない。自分の心を動かして自分を変化させるものは、全て現実の、リアルなモノなんじゃないかしら。
私はエンディングロールを見て、コレだけの人が力をあわせて、ひとつの"世界"を産み落としたというのはホトホトすごいことだなァとひたすら感心してしまった。今回でシリーズは完結して、この世界は完成した。そんで、たくさんのにとってそれは"本当にあったこと"になって、皆それを感じるために映画館にいたんじゃないかと思う。
映画自体が面白いとか面白くないとかよく出来てるとか出来てないとかじゃなくて、そういうものを人間が作る創造力の凄さを再認識させられる経験だったヨ。
そんで、いい加減腑抜けたコノ頭をどうにかしないと、飛行機に乗れない。
ミステリーが好きで、その歴史をさかのぼってみようと思ったことのある人ならジョン・ディクスン・カーは間違いなくどっかでぶつかったことのある名前じゃないかしら。といっても私の周りにはそんな人いたためしがないが。もったいない。
そんなわけなので、以降はややマニアックな内容になっております。
といいつつこのわたしもカーに関しては短編を一つ読んだきりだったんだけど、初めて長編を読んでこの作家の持ち味は長編でこそ活かされるもんだったんだなあとしみじみ感じているところです。
カー自身はアメリカ人なんだけど、舞台はイギリスのロンドン。しかも観光地として超有名なロンドン塔。解説にもあるとおり、ミステリ作家なら誰でも一度はネタにしてストーリーを考えたことがあるはずの場所だ。この話は渡英後あまり間をおかずに書かれたものらしいけど、そのおかげかロンドンという街の持つ独特の雰囲気が新鮮な筆致で描かれてるなあと思った。
ストーリーに関しては、これから読むかもしれない人の楽しみを奪ってはあまりにも無粋というものなので黙っておくとして、わたしが何よりも気に入ってしまったのはその言葉のセンス。
カーは正統派ミステリ作家らしく相当博識な人であったらしい。そんな人がそれをさらりと包み隠して、ユーモアだの風刺だのをかまそうものなら、わたしにしてみればまさにヨダレがとまりませんというやつですよ。わたしは古典的ミステリを読んでいてこんなに吹き出したことは今だかつてない。主人公のフェル博士とハドリー警部の会話のやりとりがたまりません。博士がハドリーのフリをして自白させようとするトコとか、ハドリーがソクラテス式問答に不平を並べ立てるトコとか。
そもそも作品のテーマ自体、エドガー・アラン・ポーの未発表原稿の盗難事件とか、不思議の国のアリスの「帽子狂」Mad Hatterから来てたりとか、いかにもミステリファンの好みそうな象徴がコレでもかと盛り込まれたサービス精神のカタマリのようなものなんです。
今の日本に住む人たちが読んでももちろん十分面白いと思うけど、さらに作品全体の空気感をイギリスに昔住んでいたことで感じることが出来たんじならこいつは実にラッキーだったなぁ。と、多分わたし以外誰も共感してくれなさそうだが思わずアツく語ってしまった。
ジョン・ディクスン・カー 『帽子収集狂事件』 集英社 1999年
ヨコハマに行って来た。バーゲンだ。
わたしは年齢より子供っぽく見られることが多いのでまずはみためからソフィスティケイトされた感じになりたいなァと思ってそういう視点で服を買いたい。買いたいけど、そういうものを買うと手持ちの服とのあわせ方のバリエーションが限られる。しかしココを乗り越えねば明日はない。
といって、結局以前買ったジーンズの色違いを買ってくる自分がいた。でも普段はリピート買いってしないんだけどね。あのジーパンはわたしの下半身にラインがぴったりあってるんだよなー。色もいいしー。昔から身体が小さくてマトモにサイズの合うボトムスがジーンズしかなかったからか、こう見えて意外とジーパンにはうるさい。今日はセールのおかげでそのジーパンが定価の3000円引きだったのだ。しかもわたしがそのお店の常連さんで、8月にそのお店がなくなる関係でもう1000円引いてくれたのだ。それはリピートもしますわな。
そして、洋服以上に靴を買うのが難しい。その話はまた今度。
最近テレビばっかりみよる。
そんなことはおいといて、私がヒマであるということが親にバレてしまい今日は洗面所の掃除と晩御飯の手伝いをする。物が捨てられないのを先日反省したばかりだったので、今日は洗面所のモノを捨てまくってみた。
どれだけの女の人がそうなのか知らないけど、化粧水とかスタイリング剤とかって使い切ってから捨てますか?わたしは大体において、なくなりかけて来たところで「なくなる前に買っとくか」となり、「どうせ買うなら使ったことないの買ってみよう」を経由して、「前のも残ってるけど、今日はせっかく買ったんだから新しいの使ってみたい」という結論に達し、大概前のがちょっと残った状態で次に移行してしまう。
使い切ってから新しいのをあければいいのはわかっているのだが、誘惑に勝てない。あまっているのも結局使わないのだが捨てられない。そんなものが洗面所を埋め尽くしていく。そんなわけなので今日は心を鬼にして抜け殻を供養した。だが今使っている化粧水がなくなりかけているのだがどうしたものか・・・。
いつの間にかタイトルからそれたけど、今日はやたらとカレーが食べたかったので作ってみた。わたしの考えではカレーに最も大事なのはとろみ加減だ。今回のはとにかくこういうのが食べたいという想いが強かったので、美味しく作ろうという情熱をこめて作ったところまさにイメージ通りのカレーが出来た。肉が肉々しいところ、ルーが硬すぎずゆるすぎずなところ、ちょっとショウガの香りがするところとか完璧。コレがカレーだとみんなにみせてあげたい。いい迷惑か。
関係ないけどわたしは人並み外れて方言の影響を受けやすい人間だと思う。
暑い。そして眠い。何はともあれ、今日提出したレポートで私の今学期はおしまい。一足早く夏休み気分で4年生は気楽なもんだ。
それはさておき、今日からBSで『宮廷女官 チャングムの誓い』というおとなり韓国のドラマをやっている。私は世界まるみえが見たかったのだけどもうちの母さんが何が何でも見ると言うので付き合ってしまったのだが、これが意外と面白かったりして…。
今まで韓国ドラマって流行にのせられているみたいであんま見るもんじゃない、しかも日本のトレンデードラマすらみないのに外国のトレンデードラマなんてと思っていたのですが、これはいわば向こうの時代物。感覚的には日本の室町時代ぐらいっぽいかんじで、韓国の歴史や文化が垣間見えるのが面白い。あとなんか王様の食事係の女官の話なのでやたら食い物がでてくるのだけれども、それがやけに美味そうだ。韓国ブームってなんか上っ面だけなでて消え去るのかと思いきや、こういう風に歴史や文化にも目を向けさせてくれるなら案外根の深いモノになるのかもしれない。
異文化交流って改めて自分がナニ人か思い知らされるカンジがいいよねえ。韓国行ってみたくなっちゃった。温泉もあるらしいし。食べ物もおいしそうだし、安くいけるし。しかし先立つものがない。まずバイトですか。
しかし最近のジャンプは昔の半分の時間で読み終わるなあ。
エントロピーが少なければ少ないほど秩序があり、逆に増大すればするほど混沌(カオス)に近づく。何のためにそんな話を持ち出したのかというと、今の私の部屋の惨状をどうにかシャレめかして伝えることは出来ないかと考えたからに他ならない。
というのはどうでもよくて、部屋が汚い。
ここんとこ精神的に切羽詰っていて住環境などをかえりみるゆとりがなかったといえばなかったのだけども、それでなくても私は部屋がとっ散らかっていても気にならないタイプの人間だ。確かに部屋を片付けた直後はしばらくウツクシク過ごそうという気になるのだけれども、たとえていえばそれはノートの最初の2~3ページだけやたら字が丁寧とかそんなレベルの話。普通に暮らしていて部屋が片付いている人と私と何がどう違うというのだろう。
たぶん一番の原因はモノが捨てられないことだ。何かを捨てるというのはそのモノにまつわるしがらみも全部捨てるような気がする。定期的にモノを捨てようとは思うのだけれども、捨てなければいけないモノの山を前にしてなぜかいてもたってもいられないような気持ちになって結局捨てなかったりする。
部屋が散らかってくると引越しする人の話を聞いたことがあるけど、今のこの状態をどうにかするにはやはり引越ししかないんじゃないかな。
まあ、そんなわけで部屋を片付けたいと思います。明後日にでも。
見ればわかると思うけど、Blogのデザインを直した。やっと終わって冷静に見てみると自分の顔ばっかでなんかウザい。そんなに自分が大好きかおまえは。でもこれ以上やるとキリがないからとりあえずこの辺でほっておこう。
さー、更新サボり続けて落ちたアクセス数をどうやって戻すかな。
マンガ好きほどドップリはまるとウワサの例のヤツを買ってしまった。しかも本屋で取り寄せまでして。その甲斐あって初版を手に入れることが…ってオイ。という風に、昔取った杵柄のオタクの血が騒ぐカンジで最近好きなマンガなんです。季刊誌で読みきりやってた時から注目はしてたけどまさかこんなにフィバる(フィーバーするの意)ことになるとは。
私はこれまで基本的に絵がうまくないマンガはあんまり好きじゃなくて、ましてや単行本を買うなどということは絶対しなかったんだけど、コイツはマンガって絵の上手い下手じゃなくて演出力と世界観だよねってことを改めて思い知らせてくれた。説明しようがないんだがなんかこうグッと来るのですよ。拙い絵のはずなのにキャラとかがどんどん魅力的に見えてくるよ。不思議だ。
いろいろマンガを読んできて、ある程度パターンや流派も見えてきた上で読む人ほどそういう意味でハマるのかもしれない。そうじゃない人にこの話をしようとしても「なにいってんの」「あんたキモいよ」と言われてしまうが。というより弟に言われたが。
いずれにしろこの作者初めての単行本で、おまけページとかサブリミナルな仕掛けに気合が入ってて、ジャンプでは読みましたけどもやっぱり買ってよかったと思える一冊でした。
ていうか、みんなもっと読もうよ、ネウロ。
やっと一社から内定でた・・・。この時期まで決まらずに一人もんもんとしていたけど、何とか路頭に迷わずに済んだ。先輩、友人、両親はじめ、迷惑かけて助けてくれた人たちにほんと心から感謝したい。
そんなわけでここもぼちぼち再会しよう。とりあえずよかった。