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2005年07月28日

虚と知りながら実を見る。

 ついに見ちゃった。スターウォーズシリーズ完結編、エピソード3。私は別にスターウォーズにそんなに詳しくハマッているわけではないけれども、それでも映画の最後の方ではちょっとゾクゾクした。

 たぶん、エピソード3はストーリーを全てわかっていながら見に行った人が一番多い映画のひとつだと思う。それでもあれだけたくさんの人がシリーズの完結をその目で確かめに行くのはなんでだろう。

 やっぱり、そこにひとつの世界観というか、"現実"があるからじゃないかな。全部フィクションで虚構だって知りながら同時にそれが現実に起きたことだってみんなが知ってるからじゃないのかな。

 世の中には少なからずファンタジーやSFを"ありえない"といって小馬鹿にしてかかる人がいるけれども、そういう人は人間が何かを"経験する"ということの本質を踏み外しているかもしれない。自分の心を動かして自分を変化させるものは、全て現実の、リアルなモノなんじゃないかしら。

 私はエンディングロールを見て、コレだけの人が力をあわせて、ひとつの"世界"を産み落としたというのはホトホトすごいことだなァとひたすら感心してしまった。今回でシリーズは完結して、この世界は完成した。そんで、たくさんのにとってそれは"本当にあったこと"になって、皆それを感じるために映画館にいたんじゃないかと思う。

 映画自体が面白いとか面白くないとかよく出来てるとか出来てないとかじゃなくて、そういうものを人間が作る創造力の凄さを再認識させられる経験だったヨ。

 そんで、いい加減腑抜けたコノ頭をどうにかしないと、飛行機に乗れない。

投稿者 yosim : 2005年07月28日 19:26

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