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2009年03月29日

春はもちょっと先。

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 買い物に行ったついでに川沿いの桜並木をチェックしてきた。たこ焼きやなんかの屋台はすでに並んでいたけど、肝心の桜はまだところどころにポチポチと咲いている程度。でも、よく見るとつぼみはだいぶほころんで、あと少しの予感。人手が一番多くなるのは来週かな?

 宣言通り今日も自炊した。味に不満はないんだけど、どうにも一人だと作りすぎてしまうのが課題。

2009年03月27日

珍しいことをしてみる。

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 昨日から両親が台湾旅行にいってしまったのと、せっかく早く帰れるのだからという理由で珍しく自炊してみた。親子丼と大根と海苔のお吸い物と冷やしトマト。親子丼が珍しくうまくできた。

 たまにする分には料理も嫌いじゃないんだけどなー。

2009年03月24日

野球で一体になる人々。

 さて、今日は仕事の都合でお昼の時間がみんなとずれてしまったので、ひとりで本でも読みながら食べようと思って外へ出かけました。そういう時は大抵会社のすぐ近くにあるプロントに行くんだけれども、いつもならもっと空いているハズの時間帯なのにものすごい席の埋まりっぷり。しかも、みんな同じ方向を向いてる。あれーと思ったのも束の間、それもそのはずWBCの決勝戦を店内の大画面全てで流していたのでしたとさ。

 おもしろかったのは、仲間と来ている人はもちろん、ひとりで来ていると思しき人も試合の展開に一喜一憂して「よし!」とか「あーぅ・・・」とか言ったり、いい場面では拍手しちゃったりしているところ。あんなにプロントが一体感に包まれているところは初めてだったのでいい経験でした。そして本は持って行ったものの全然読めませんでした。

 で、携帯でニュースみて結果から試合展開からすべて分かっているのについつい9時からの再放送(2時間に圧縮)をみてしまう罠。9回から10回にかけての展開は結果を知った上で見てもハラハラドキドキするほどの試合でした。

 やっぱり、スポーツ観戦は応援するチームがないと面白くないな、と思った。

2009年03月22日

社長と湘南。

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 タイトル通り。弊社の社長が、超多忙な合間をぬって三連休の金・土と私を含む同期三人を湘南めぐりツアーに連れて行ってくださいました。ざっとコースを羅列すると・・・

 一日目。大船駅集合。豪雨の中モノレールで江ノ島まで移動、新江ノ島水族館へ。新江ノ島水族館では、イルカショー(正確にはイルカと人のコラボレーションのショー)、ペンギンについて学習、フジツボについて学習(私のみ)、クラゲ観賞、大水槽でイワシの群れに感心、食卓の魚たちの展示で命の恵みに感謝、再び大水槽で人と魚の触れ合いに感動(魚ってなつくものなのね)。その後、江ノ島に徒歩で移動しエスカーで上まで。見晴らしの良いお食事処でシラス丼。江の島は岩屋、展望台、大道芸を見て、その後江ノ電の駅に行く途中でスマートボールを体験。江ノ電で鎌倉に移動後、純喫茶で休憩。夜は社長おススメの居酒屋で新鮮な魚介類を堪能。二次会は大船でさらに飲み。

 二日目。大船駅に集合して北鎌倉へ。円覚寺をまったり散策。国宝の鐘などを見る。天気が良いので富士山も見えた。ぶらぶら雑貨屋やセンベイ屋などをのぞきながら建長寺の前まで。ランチの予約があったので建長寺は見ずにバスで鎌倉駅へ向かう。鎌倉から江ノ電で長谷へ。鎌倉野菜を用いたオサレなお店でランチ。その後、大仏と長谷観音を見学。きんつばを買い食いしあぶら取り紙を買う。鎌倉に戻って、鶴岡八幡宮の参道を歩いていたら、結婚式に遭遇。花嫁さんが美しすぎる。段葛のこ寿々でわらび餅をお土産に買う。後は、小町通りでお茶をしたりお店をぷらぷらのぞきながら駅まで戻ってきて解散。

 とまあ、なかなかに盛りだくさんな二日間でした。地元民ではあるものの、こういうことでもないとなかなか行く機会がないし、以前行ったところでも知らない間に結構変わっていたり、一緒に行くメンバーが違ったりで新たな発見が色々とありました。特に思ったのは、「江ノ島・鎌倉はいつの間にかオシャレスポットに認定されている」ということと、「近頃はハムにとどまらずソーセージやコロッケなど肉を前面に押し出そうとしている」の二点でした。

 また、これだけ長時間をともにすると社長や同期とも会社や会社の飲み会ではできないような話がたっぷりとできて、それもよかったです。しかし弊社の社長はとってもフランクな方なので結構いらんことを言いすぎたような気がするぜ・・・。しかも頭がいいからわたしが忘れても向こうはずっと覚えている気がするぜ。

 ・・・。

 ま、細かいことは気にしないようにしないと明日からまた会社に行くことなんてできないよネ☆

 いずれにしても、貴重な休みをさいてホスト役までつとめて頂いた社長に感謝。仕事頑張らざるを得ない。

2009年03月18日

家族と同居していることによって生じる悲劇。

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 今日は「朝ごはんに食べよう」と思って外に出しておいたカステラを夜中に帰宅した弟に食われ、起きぬけから大変な打撃を受けたばかりだというのに。

 教訓:「あとで食べよう」と楽しみにとってあるものは家族にその旨をあらかじめ宣言すべし。

2009年03月15日

『半島を出よ』上・下

 ここ2週間ぐらい行き帰りの電車などでちまちま読んでいた『半島を出よ』を今日ようやく読み終わった。村上龍は大学生の時に一度すごいハマっていろいろ読み漁った時期もあったけど、最近はそうでもなかったのでなんか久々。わりとボリュームのある小説だと思うけど、後半に行くほど勢いが増していくので特に下巻は一気に読める。

 「戦い」あるいは「戦争」というのは村上龍のテーマの一つだと思うけど、今回のはまさに集大成と言ってもいいほど気合が入っているのではないかと。これまで読んだ中では『五分後の世界』が一番好きだったんだけど、これは二段階ぐらい超えてきた感がある。

 特に新しかったところは、「敵」である北朝鮮の兵士サイドからも物語が描かれるところ。個人的には、村上龍が「戦争」を描くのはそれが「対立」の象徴だからではないかと思う。

 対立によって描かれるのは、戦争と平和、多数派と少数派、暴力を振るうものと振るわれるもの、金持ちと貧乏人、自国と他国、生と死、などなど。いずれも一方がなければもう片方が存在しない性質のものだ。もし自分がどちらか一方だけにて反対側のことをまったく知らなければ、自分の輪郭はぼやけてはっきりしない。しかし、もう一方と対立すれば衝突の中でおのずと自分の輪郭がクッキリと立ち上ってくることになる。

 こと「戦争」ともなればこれが目まぐるしく入れ替わり、自分が何者か痛いほど思い知らされると共に、どちら側につくのかを選び続けるということでもある。小説ではその辺を拡大して表現するために戦争を描いているけれども、戦争でなくても生きるということは本質的にそういうことなんだと思う。生きるとは、自分がやるべきことを自分で選ぶことであり、選ばなかった方を捨てる覚悟を決めること。そして、選ぶためには両方の正体を自分の目で見極めること。

 こういったことは『五分後の世界』でも感じたところだけど、今回は「敵」サイドも含めあらゆるところを「語り手」に持ってくるスタイルでよりその辺のテーマがはっきりしていたと思う。まあ、小難しい話を抜きにしても純粋に戦争アクションとして楽しめる。でも内臓が飛び散ったりする描写がダメな人にはおススメできません。

 それでもこのテーマ×村上龍のわりにはいわゆるグロ描写は少ないような気がするけどね・・・。

2009年03月05日

私がマスクを嫌うわけ。

 昔住んでいた家の裏が杉林だったせいで、私は花粉症になった。でも、そんなことはどうでもいい。いまや日本人の4人に1人は花粉症とも言われている時代だ。私がここで問題にしたいのは花粉症ではなく、それと切っても切り離せない関係にある「マスク」についてだ。

 思えば、病院に行くと先生にいつも「必ずマスクはしてくださいね~」言われていた。いちおう「ハイ」と返事をするものの、そのアドバイスが守られることはあまりなかった。なぜなら、なんとなくマスクが許せなったから。昔は何かと多感だったのでとにかくあのフォルムが許せなかった。例えるなら「ピンクでフリルのついた服を着るのがイヤだ」とかそういう感じの許せなさだ。

 しかし、社会人になるといつでも行きたいときに病院に、というわけにもいかず、背に腹はかえられないしということでマスクに頼りだしたら、これが花粉症にあまりにも効果てきめんなのでフォルムに対する許せなさなどはあっという間にけし飛んでしまった。このように大義のためならば自分の小さなプライドなどいともたやすく捨てられる、というのが大人になるということだと思う。で、万事解決かと思いきや次なる問題が発生。それは

 「メガネが曇る」

ということ。毎朝ギリギリに起きてギリギリに出社する身としては、電車に乗る頃にはすでに軽く息が上がってる。ただでさえ寒い中電車に乗るとメガネが曇るというのに、マスクをしていればそれが二乗。呼吸が荒くなればあわせて三乗。その上満員電車では拭くことすらままならず、ぼーっと白く曇った視界のまま情けなく3駅ほど佇むことになる。そして、そういえばフォルム以上に許せなかったのはこういうところだったよなと思いだしたりする。

そんな中、先日おぎやはぎのCMでおなじみの『快適ガードプロ』というマスクを買ってみた。

000160304.jpg ←こういうやつだ

これがまぁ、ほんとに99%メガネが曇らなくておどろいた。そして、メガネが曇らないことがこんなに快適なのかと感動した。いや、曇らないという状況を経験してはじめてメガネが曇るのがいかに不快だったかわかったというべきか。普通のマスクの倍以上の値段だったような気がするけど十二分にその価値はあるよ。もう普通のマスクには戻れないよ。とにかくそれぐらい感動したので皆さんもぜひ使ってみてください。

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 それにしても久々にこれだけ興奮したのがマスクって自分でもちょっとどうかと思う。

2009年03月01日

海堂尊 『ジェネラル・ルージュの凱旋』

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 しばらく前に文庫化されてたのは知っていたけど、色々と他の本にかかっていたのでようやく読みました、『ジェネラル・ルージュの凱旋』。

 1作目の『チーム・バチスタの栄光』はミステリーとしても普通に小説として読んでも文句なく面白くて一発で作者のファンになってしまったのですが、個人的にその後の『螺鈿迷宮』と『ナイチンゲールの沈黙』は面白いことは面白いけれどもミステリー好きとしては物足りない感が否めませんでした。いや、小説としては面白いんだけど1作目のようなミステリーを期待してしまって素直に楽しめない、というか。

 しかし、今回の『ジェネラル~』はあえてミステリーっぽい書き方にこだわらなかった分、素直に楽しめて良かった。何よりも、タイトルにもなっている”ジェネラル・ルージュ”こと速水先生がカッコよすぎて素敵すぎ。主人公の田口・白鳥コンビをはじめ皆キャラクターの立ちっぷりはさすがです。

 本を読んだらなんかしらメモを残すようにしているのだけれども、小説は文章でかくよりもイメージ図にしておいた方が後から思い返しやすいので絵にしてみた。読んだ人はどれが誰だかわかるかしら?

 で、映画版の速水は堺雅人だと・・・!みるまいと思っていたがキャスティングだけで悶え死にそうだ。くそぅ。