2004年02月09日
メモ:時間と空間について
"場"と"時間"について研究室で考えているのでメモ。
時間と空間というのは、同列の概念であるかのように捉えられがちではあるが、実は"空間"は"時間"の概念を認知することによって初めて生じうる概念である。"空間"抜きの"時間"は想定しうるが、"時間"の概念抜きに"空間"を想定することは不可能である。
逆に言えば、私たちの"自我"というものも"時間"の連続性と無関係ではない。(c.f.多重人格者は、ひとつの空間としての肉体にいくつもの人格を持っている)空間を超えて同時期的に複数の自我が存在することも可能である。
つまり、"空間"あるいは"場"を共有するということは、即ち"時間"を共有するということに他ならない。"場"が物理的な空間であるトポスに限ったものではないというのは当たり前だった。
自我としての時間をどう表現するか?また時間の共有をどのように行えばいいのか?今後の課題。
投稿者 yosim : 2004年02月09日 18:24
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