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2005年08月07日
帰ってきてみて。
私は飛行機とかでなかなか寝られない人なので、アメリカ旅行で時差の影響を最大限にうけてしまった。その反動でこっちに帰ってきてから寝てばかりいる。
それにしても、今回のように大人数で環境の変化を経験するとよくわかることだけれども、そうなった時に人々がとるリアクションは大体いくつかのタイプに分けられる気がする。ひとつは、悪い面ばかり目に付く人。もうひとつは、良い面に注意が向く人。そんで最後は全く何の影響も受けない人。
自分がどれかというのはなかなかムツカシイ。というよりも海外暮らしを経験してきたせいか、なにを見ても「そういうもんだ」と思ってしまう傾向がある。別にどういう反応を示す人が良いとか悪いとかじゃないんだけど、環境の違うところに行くということは自分のアイデンティティを見直す絶好のチャンスであることは間違いない。
そんな時に、良い面を見るにしろ、悪い面を見つけるにしろ、表面的な差異にだけとらわれてしまうのはある種の危険性をはらんでいるような気がする。表面的な違いとして表出する精神世界の差異は、その土地で暮らす本人にもわからないもんだ。
アメリカは、敵か友人か、そのどちらかであることしか許されない国だなァとおもう。友人には尽くす。敵は叩きのめす。成功か破滅か、どちらかしか許されない。そんな中で人が前に進もうとするエネルギーはなかなかに圧倒されるものがある。Siggraphでもそれを一番に感じた。そのエネルギーでアメリカはいまんとこ世界をぐいぐい引っ張ってる。
それはそれとして、私自身はというと日本人なわけで、そんならやっぱりそういうバックボーンの人には出来ない発想で物事を進めていかないとオモシロクナイなあ、と感じた。精神世界と、その動きをモノゴトの中心に少しでも近づけること、なんらかの変化を起こすまで行かなくてもそのために行動することがやっぱり自分の役割なんじゃないかと思う。
まあコムツカシイことになってちょっとアレだけど、日本人としては物質的には存在しないモノも現実に"存在"している感覚を持ってるんだから、それを自覚して押し出していかないとね、ということ。
ボケもそろそろ直して、2ヶ月弱がんばんないとなー。
投稿者 yosim : 2005年08月07日 17:48
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